HN:オナゴライダー 年代:20代 地域:岡山
身長193cmの俺は周囲から高身長な特徴を褒められるけど、そんなものは自分にとって何の価値もない。むしろコンプレックスになっているほどである。天井が低ければ頭をぶつけ、百貨店や、ファストファッションブランドに行ったってジーンズの丈が足りないことだって少なくはないな。
ただ、一番きついのはやっぱり顔面レベル。コンセント鼻にエラの張った顔、しかも一重ときたものだ。だから、170cm程度のイケメンと比べられると余裕で選定から外されてしまう。無論、女からのハブりだ。
また両親にすら言っていない、親友にしか話していない屈辱が俺にはある。それは、二十歳の時、当時付き合っていた彼女がいるにもかかわらずNTRを受けてしまったことだ。
成人式を迎え、彼女も居て俺は有頂天になっていた。
大学を中退してコンビニバイトをしていた俺は、バイトだけれど勤務日数は多く深夜帯に入っていたため意外と収入は悪くなかった。順風満帆だったのに……。魔境から光が彼女に差し込んでしまい、若き経営者のイケメンに略奪されてしまったのだ。
そこからはもう絶望の毎日で、高身長も完全なる無と化してしまった。略奪を受け、凄惨な裏切りを味わうとトラウマになる男は多く、当然俺もそうなる。またイケメンへの憎悪感が増幅し、イライラが募る日々。
だがそんな俺に、恋愛嫌いな親友だけが親身に相談にのってくれた。ルックスコンプレックスがあり女に裏切られたばかりのお前に、普通の恋愛は無理だ。この現状を打破するために、サクッとエッチができて優しくもてなしてもらえる「プロを選べ」と諭されたのだ。
では風俗のプロにはどんな業種があるのか、どんな特徴があるのかを俺は質問攻めにした。結果、派遣してもらう女性としか会わなくて済むという、デリヘルのシステムの魅力に惹かれた。野郎嫌い、またボーイですらイケメンだと嫉妬する俺にとって、野郎どもに会わずに簡単に女性と会えるデリヘルはまさに天国のようだ。
俺は数日検索を続けた。決めた店は、俺を優しく包み込み、癒してくれそうな年上のオンナがいる店舗だ。電話口ではしつこいほど入念に、「サービス力に定評のある高身長のデリ嬢を頼みます」と言ってやった。
ホテルで待っている俺に、部屋のチャイムが鳴り響く。『時は……来た』と、待望のご対面となったデリ嬢は、ハートを撃ち抜く激美女のユイさん30歳だ。「店員から聞きました、精一杯尽くさせて頂きます、未熟だったら指摘してくださいね」と、俺に歩み寄り手をタッチさせた彼女。たった2人しか付き合っていない恋愛ベタな俺にとって、こんな美女とのコンタクトは初につき体中がエレクトしてしまった。
「緊張していますか?なら、私がほぐしてあげないと」と、玄関口で抱きつかれ、俺は確かなおっぱいの感触を味わった。「お兄さん、素敵だけど背が高すぎてキスができない、移動しましょう」と俺の手を引っ張ってエスコートをしてもらう始末。彼女自身も身長が170cmはあるのだが、足りなかったようだ。
「嬉しい」そう俺がポッと言ってしまった言葉にユイさんは秒速反応。俺がコンプを抱えていたこと、トラウマから長い期間ご無沙汰をしていた現状を伝えると、スピードキスから舌を入れてきたのだ。ドキドキしている俺をぎゅっと抱きしめると即座に風呂場へ案内してくれた。
丁寧に体を洗ってもらいながら、レースクイーンさながらのボディと裸体を観察していると、クラクラとなってしまう。過保護と言うほどの接遇であり、震えている俺は常にエスコートされっぱなし。
髪を乾かしたあとは腕組みからベッドへご案内される。舌を使い、耳・首・乳首と、メロメロのバーゲンセールか!というほどのプロテクニックを受ける。ずっと受け身で触っていなかった俺を気遣い、彼女はシックスナインのポージングを取り、愚息を舐め始めた。俺も負けじと美マンを舐めると、美魔女たる彼女の喘ぎ声が俺のハートを直撃。
ユイさんはまるで童貞に近かった俺のスピード発射を気遣い、少し間を置いてから素股の体勢へと入る。しかし、快楽の度合いが凄すぎたため、みこすり半劇場状態でイッてしまった。とはいえ俺の満足度はマックスだ。また、秒速で次回の予約を1週間後に取り付けた。
「お金は大丈夫?」と聞かれたがノープロブレムだ。俺は食費を削ってでもデリヘルに全てを捧げたいとその日誓ったのだから。